心の国家に革命を

呼吸のできない環境で働いて、2DKのお家でロマンス。圧倒的センスの無さと、根本的人間力の欠落によりお送りする。えぐざいる並みの体脂肪率をキープするべく今日も明日も明後日も逆立ちしながら歯磨き。

48時間分の補習を抱え、2万文字の手書き課題を突きつけられた、その先にあるもの。

こんにちは!

私は今、絶望のその先へ。

誘われようとしている。

ここ、コメダ珈琲で。

 

 

上記の題名にある通り、

 

卒業論文か!?と言わんばかりの

量の補習と課題を突きつけられた今、

私の脳内は、9割が帰宅欲望、

残りの1割が睡眠欲と

ほんの少しのシロノワール欲である。

 

 

コメダ珈琲に来ているものの

無駄遣いは禁物だ。

 

 

自分の欲望に身を任せ、

あれよこれよと手に取ると、

財布の中がシベリアになっていることは

皆さんも経験済みだろう。

 

それだけは避けなければならない。

 

 

 

だが、

私は今。

 

人類にとって

新たなる一歩を、

踏み出そうとしている。

 

 

右斜め前方に見える。

 

「御用の方はボタンでお知らせ下さい。」

 

悪魔の一行。

 

このお経を心の中で唱えながら、

軽く指先に力を加えるだけで、

シロノワール”とやらは

目の前に現れる。

 

シロノワールを知らない方へ、

ひらがなで

しろのわーる

アルファベットで

shironowa-ru

読み方は

shi-ro-no-wa-ru

である。

 

 

その対価、

わずか

600YEN

 

600いぇん。

 

 

 

ふぅ。

危なかった。

 

 

隣のお客が、

シロノワール”と

ブレンドコーヒー”

とやらを注文し、

満面の笑みで

お手洗いへと

歩みを進めた。

 

 

 

さぞかし爽快な

お手洗いだろう。

 

 

目の前にはヒマワリと

シロツメクサが咲き乱れ、

 

 

遠い先から、

シロノワール”と

ブレンドコーヒー”が

駆け寄ってくるのである。

 

 

笑顔がこぼれない筈が無い。

 

 

 

 

私の目の前には、

飲み終わったアイスココアと、

2時間経っても注がれない、

お水のコップが

燦々と佇んでいる。

 

ちなみにここについて3時間が経過している。

 

 

一向に手につかない課題は、

手汗でびちょびちょに濡れ、

その枚数なんと、

1、2、3、4、5、6、7、8、9

mfnb;oshbpubeo;lan'r;

;wnrvnnvnannpよ。

 

おかげで、

受付の上に置いてあった

課題用のプリントは、

すでに売り切れた。

 

 

ザマァ見やがれ。

 

 

他の生徒は、

 

あれ?プリントがない!

でも課題しなくちゃ、、、

どうしよう、

プリントがないと何もできないよ。

先生に言おうか、

でもどうしよう。

先生怖そうだし。

話しかけるの緊張するなぁ。

うーーーん。

どうしよう、、、

 

 

というくだりを

課題用プリントをもらいに来た

全生徒へ呪いかけることだろう。

 

 

本日使用したシャーペンの芯は

7本を超え、

(このうちの9割は、

ストレスによる破壊によって散った。)

右手中指の第一関節には

まめができようとしている。

 

 

 

 

そんなことはどうでもいい。

これらの課題を、

電車定期が満了するまでの

残り1週間で、

やり切らなければならないのだ。

 

 

 

 

 

 

余裕だ。

余裕でしかない。

 

まかせろみんな。

 

 

 

 

これからも全国の学生に襲いかかる、

テスト。

課題。

補習。

 

そして、

シロノワール

 

 

これらをはねのけて、

私たちは成長していく。

 

 

48時間と

2万文字の

 

その先へ。

 

いざ、

 

行かん。